予防接種とは

予防接種のイメージ写真

細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを予め体内に取り込んでおくと、特定の病気にかかりにくくなったり、その病気になったとしても軽く済むようになります。
ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。
これを注入することによって体内に抗体をつくらせ、接種以後、当該感染症にかかりにくくし、また重症化を防ぐのです。
当クリニックでは、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンをはじめとする各種ワクチンの接種を行っています。

※予防接種は平日午前の内科外来で実施しております。ご来院の3日前までにご予約をお願いいたします。当日ご連絡なく来院されなかった場合はお取り置きはなくなりなりますのでご注意ください。

なお、その他の予防接種についても対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

以下の方は接種をお控えください

  • 1週間以内に37.5℃以上の発熱があった方や、平熱であっても体調の悪い方
  • 2週間以内に突発性発疹、手足口病などウイルス性疾患にかかられた方
  • 1ヶ月以内に麻しん、風疹、おたふくかぜ、水痘にかかられた方
  • 生ワクチン接種予定日が、別の生ワクチン接種後27日以上間隔があいてない方

インフルエンザワクチン

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染による疾患で、発症すると38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状が現れます。併せて普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻みず、せきなどの症状も見られます。お子様では痙攣や中耳炎、稀には急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を併発するなど、重症化するケースがあります。

インフルエンザワクチンで予防

インフルエンザを予防する有効な手段の一つに、流行前のワクチン接種があります。インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対応するため毎年行う必要があります。接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行するので、毎年10月下旬~12月に接種するのが適切でしょう。

肺炎球菌ワクチン

肺炎とは

肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、つまり感染力が防御力を上回った際に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。特に、高齢者や慢性疾患を持っている方などは肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向がありますので注意を要します。

肺炎球菌ワクチンで予防

肺炎を予防するためにできることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。肺炎の原因菌で最も多いと見られるのは、肺炎球菌です。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。なお、接種は1年を通していつでも可能ですが、5年以内に再接種を行うと注射部位の痛みが強く出るケースがあります。再接種を希望される方は5年以上の間隔を空けてください。

帯状疱疹予防ワクチン

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、体内の水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。
主に9歳以下の子どもの頃に、このウイルスに感染すると、水痘(水ぼうそう)を発症します。
水痘が治ったあとも、水痘・帯状疱疹ウイルスは神経節に潜伏します。
普段は体の免疫力によって、ウイルスの活動は押さえられていますが、免疫力が低下すると、ウイルスは再び活動を始めます。これが帯状疱疹となって現れます。
帯状疱疹のつらいところは痛みです。1ヶ月で6割以上の人は痛み止めが要らなくなる程度まで回復しますが、その後も痛みというほどではないが違和感が数年以上続く方もいらっしゃいます。
50歳以上の患者さんでは20%近くの人が帯状疱疹後疼痛になると言われており、帯状疱疹を発症しないことが望ましいですが、帯状疱疹は50歳以上で増加し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。

帯状疱疹ワクチン(弱毒生水痘ワクチン)で予防

弱毒生水痘ワクチンは2016年に帯状疱疹の予防にも適応が認められました。現在わが国では50歳以上の成人が対象となっています。ワクチンを1回接種すれば5年ほど効果が持続すると考えられています。また、たとえ帯状疱疹になっても重症度・帯状疱疹後神経痛も60%程度減少すると言われています。

接種費用

1回 6,500円(税込)

接種回数

1回

シングリックス®(サブユニットワクチン)で予防

2020年に帯状疱疹予防のための新規ワクチンが発売されました。このワクチンは2ヶ月間隔で(〜最大6ヶ月までに)2回接種します。弱毒生水痘ワクチンよりも高額ですが、50歳以上のいずれの年齢でも90%以上の高い帯状疱疹予防効果が示されており、この効果は少なくとも10年以上持続することが報告されています。

接種費用

1回 22,000円(税込)

接種回数

2か月あけて2回接種が必要

予防接種後の注意点

予防接種後の30分程度は、接種を受けた医療機関にそのまま留まるか、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきます。
接種部位に異常反応が現れたり、体調に変化が生じたりしたような場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
また、接種部位は清潔を保ち、過激な運動や過ぎた飲酒は控えるようにしてください。

検査

当院でできる検査

  • 心エコー検査
  • 心電図
  • 採血
  • レントゲン
  • ABI
  • PWV

心エコー検査

心エコーは、超音波を心臓に当て、跳ね返ってくるエコー(反射波)を画像に描出する検査法であり、心臓の様子を見るのが出来ます。
映し出された心臓の大きさや動き、弁の状態などを観察して診断につなげます。
レントゲン検査などとは異なり、放射線被曝の心配が無いので、妊婦さんや乳幼児も受けられます。
心筋梗塞や心臓肥大、弁膜症などの疾患を確認することができます。

心電図

心電図検査は、心筋梗塞や不整脈など心臓病や虚血性心疾患などの検査に使われます。
患者様に負担が少なく(放射線被ばく、痛みがない)時間的にも比較的短時間ですむ検査です。
心臓の形態やポンプ機能を確認するためには、心エコーで確認します。

採血

採血検査では、結果が数字となって出てきますので大変わかりやすい検査です。
採血検査からわかることは、糖尿病、高脂血症、肝臓・膵臓の病気、貧血等様々な病気の兆候がわかります。

レントゲン

X線を照射しフィルムに感光させることにより、手、足や胸部や腹部など全身様々な部位の撮影を行えます。
骨折、脱臼や骨の病変評価、肺炎、気管支炎、心臓病、肺がんの発見など様々な病気の発見に繋がります。

ABI(Ankle Brachial Pressure Index, 足関節上腕血圧比検査)

動脈の狭窄や閉塞を評価する指標です。健常人では足首の血圧は上腕の血圧よりやや高くなっていますが、下肢血管の動脈に狭窄や閉塞があると、その部分の血流が悪くなり血圧は低くなります。下肢動脈狭窄の早期発見に有用です。

PWV(Pulse Wave Velocity, 脈波伝播速度)

心臓の拍動が動脈を通じて手や足に伝わるまでの速度です。血管壁がかたくなるとその速度は速くなることから、測定により動脈硬化の程度がわかります。PWVは仰向けで寝ていただいて、ABIと同時に測定します。検査は痛くなく、準備も含め10分程度です。